設立について
釧路市は、雄大な阿寒国立公園を背後にひかえ、特別天然記念物タンチョウをはじめ、多くの生命を育む釧路湿原に囲まれ豊な自然環境に恵まれております。このような状況の中にあって、動物園は社会教育の場として希少動物の展示を行い、生態の研究さらには滅びゆく野生生物の保護増殖をはかるなど広範な活動を重ねております。又観光・レクリエーションの場であるとともに、動物に関する生態や知識の取得、動物園に関する情報、自然に触れる機会など多様な目的をもって動物園は利用されております。
したがって、入園者や住民に対する動物の情報提供や見る、聴く、触れる、楽しむ、休憩する、などあらゆる態様の確保が必要になっており、このような状況は、今後もますます拡大する傾向にあります。それに合わせた充実した活動を実施するためには、社会的な信用と自立した組織が必要であり、そのため平成18年5月31日をもって「特定非営利活動法人 釧路市動物園協会」を設立して、次の事業等を実施するものであります。
・動物に関する生態や知識の普及事業
・動物の保護、愛護精神の高揚を図る事業
・動物や動物園に関する情報発信事業
・動物園事業の連携及び受託事業
・その他この法人の目的を達成するために必要な事業及び受託事業
2 申請に至るまでの経過
昭和50年10月この地に動物園が開設されてのち、昭和56年8月任意団体「釧路市動物園協会」を設立して、動物園を利用する入園者や地域住民の公益を主目的として、動物園行事の協賛、その他入園者が楽しく過ごすことが出来るよう利便性の確保、動物に関する情報や動物保護及び動物愛護精神の高揚に寄与し、動物や動物園の出来事を編集した機関誌の発行等を行なうなど、順次事業が拡大して参りました。
そこで、より充実した活動を行なうためには、法的な組織の設立が求められているため、特定非営利活動促進法に基づく団体として設立するものであります。
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